不倫騒動ではしゃいでる皆「あげくの果てのカノン」を読め

こんばんは。

免許試験は平日しか受けられないとの事で今日もまた地味な勉強をしてました。

弟が隣でモンハンをやっています。クエスト失敗しろ。

大阪は今日も雨でしたね。

 

さて、去年?一昨年のベッキーさんの不倫騒動から一転して「不倫」という言葉が表立ってニュースで流れるようになりましたね。私が特にニュースなんかで注視してみていなかった事もあるかもしれませんが、そう考えると週刊文春は日本の1つの文化や言葉の歴史(風潮を変えた)を変えたのかもしれません。

 

 

今日の1冊は、そんな不倫に関係する本です。

 

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あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)

 

表紙が可愛いですね。少女漫画っぽいなあ。崩壊した世界っぽいからSFかな?王子様とか出てきそう。 小学館のコミックス紹介を見てみましょう。どれどれ。

 
〈 書籍の内容 〉
世界が崩壊しても、片想いは終わらない。
押見修造(漫画家)、驚嘆。
志村貴子(漫画家)、恐怖。
村田沙耶香(小説家)、絶賛。

高月(こうづき)かのん、23歳。
高校時代からストーカー的に想いを寄せる境(さかい)先輩と、
アルバイト先の喫茶店で再会を果たす。
でも、いけない。
先輩は世界の英雄で、そして他の人のモノだから。


ストーカー気質メンヘラ女子の痛すぎる恋に、共感の嵐です!
 
 
 え、まって???????
エッ、表紙の女の子かのんちゃん、23歳、ストーカーで???えっメンヘラで???王子様のさかい先輩は有名人で他人のもの?メンヘラ女子の痛すぎる恋に共感の嵐・・・??
 
ちょっと・・・何言ってるかわかんないですね・・・・
 
ひとまず試し読みしてみました。
▼▽小学館さんのサイトに飛びます。

www.shogakukan.co.jp

冒頭2ページで境先輩は女の子にキャーキャー言われています。王子様だ・・・・・・・そんな中でかのんちゃんと目が合い微笑む先輩。

 

かのんちゃんは返さず、荷物を握りしめてバイト先へ。

 

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雑誌2ページ特集って売れてるアイドルやないか・・・

知らないとシラを切るかのんちゃん。この顔知ってるぞ、本当に推してる好きなジャンルを想像もしてなかった職場の人が「これ知ってます?めっちゃ好きなんです!」って言われて言おうかどうしようか悩んでる人の顔だ・・・親近感・・・
 

お店の常連さんの境先輩に、「高校の後輩」として認識されている。

これめっちゃ羨ましい状況なのでは。。。。

 

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で、出た・・・・・スクラップノートだ・・・・・!!!

かのんちゃんが作品を作る技師の顔をしている・・・

 

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にへらって無防備に笑う女の子可愛いですよね。

 

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こ・・・・れは・・・・
これは・・・・・。
ストーカー気質とかメンヘラめいてる女の子の漫画って、結構あると思うんですよ。でもその収集シーンをここまで丁寧に描いてる漫画はあんまりないと思います。
しかもこの可愛い綺麗な絵柄で・・・・丁寧に日常を切り取るように、1つ1つ・・・・
作者さん、絶対ストーカーしてた事ありますよねと疑ってしまう「リアル」な感じがたまらんスマッシュ・・・・・・
 

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かのちんのストーカー気質を表す場面なのですが、
家から帰ってきて昼間集めた先輩の画像と、音声を整理して、鑑賞するのに8ページ使ってます。試し読みが13ページなので、半分以上は主人公は机の前にいて同じ作業をしていた事になります。
 
1ページ1ページ、丁寧な心理描写で長いとも感じずサラサラと読めてしまいました。
噛み砕くとかのちんめっちゃ気持ち悪いですね。
 
 
ここまでは主人公の「極端な愛」について見てきました。 
さて、不倫ワードがここまで一切出なかったと思いますが、お待たせしました。
境先輩、既婚者です。
学生時代から愛を育み、結婚した同じ職場の聡明な美人の奥さんがいます。
「境 初穂」さん。正直言ってラブラブです。
しかし境先輩、実は人間ではありません。
表紙や試し読みの雰囲気からお判りになった方もいらっしゃると思いますが、このお話は、近未来の「ある生物」と戦う世界を舞台にしています。
奥さんはその生物を研究する研究者、
境先輩はその世界で戦闘員として「英雄」として讃えられています。選ばれた戦闘員である先輩は、死亡する程の負傷を受けても体を「修繕」することができます。
異し、その修繕は心変わりを伴うのです。
 
 
人体に「その生物」を移植する“修繕”技術により、通常であれば死亡するような肉体的損傷からも回復できるようになっている。ただし作中現在の“修繕”技術は不完全で、肉体的な損傷が回復する代償として「心変わり」と呼ばれる急激かつ大幅な精神変化をもたらすことが知られている。この「心変わり」により、“修繕”された人物の食や恋愛などの好みが大きく変化することで、周囲とのトラブルを引き起こすケースも少なからず見られる。 

https://ja.wikipedia.org/wiki/あげくの果てのカノン

 

纏めた人物相関図がこちら▼▽ 

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泥沼ですね

血の繋がらない弟から好意を寄せられていると言う新たな情報が追加。
 
「世の中はそれどころではないのに、恋のことしか考えていない」変わらない女の子と、「完全無欠に見えて、ずるくて心の弱い」変わっていく王子様、お互いがお互いの共依存のようになってしまっている関係をSF世界の中で繊細に描かれています。
『不倫について』の正論もしっかりと組み込まれていて、勿論かのんの恋を許さない親友、母親、弟、社会…さまざまな正論と感情が立ちはだかるんですが、逆に“試練"がかのんの思いを強くしてしまうという…ああ・・・
 
 
・・・コミックス読んだんですが、境先輩ね、ボロッボロなるんですよ。戦闘シーン。頭半分切れるし、お腹抉られるし、腕ぶった切られるし。それが「修繕」されてしまうと言う恐怖を感じました。そして心も変わっていく夫と一緒にいる、奥さんの気持ちどうよ・・・・?
 
超不健全な2人の恋愛、
恋人未満の信者と教祖、みたいな・・・・そんな恋の話です。
 

「変わること、変わらないこと」も本作の大きなテーマ。「今後、変わらないかのんと変わっていく周囲にひずみが生まれ始めます。今の段階では、〝生きていくうえで、変わらなきゃどん手詰まりになっていく”と思いながら描いています」(作者:米代 恭さん

 

引用:

ddnavi.com

 

 

 

 

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